【コーチ】ブログ

コーチブログVol.30【奥田 将基】「東京都学生体重別個人選手権」

先日、9/2(日)に日本武道館で東京学生体重別個人選手権が開催され、本校からは19名が出場し、11名が予選を突破しました。推薦組を合わせて計13名が9/27,28に行われる全日本学生体重別個人選手権への出場が決まりました。

試合のセコンドに入らせていただき、感じた事を書かせていただきます。

まず1点目は投げる技、抑える技がある選手が勝ち上がっていること。
新ルールの影響もあり、当日の審判の傾向としては、全体的に技をかけない消極的指導が遅いと感じました。

指導が遅くなると、試合決着も遅くなるのではと予想しておりましたが、実際そのような事は見受けられず、技による決着または押さえ込みによる決着がよく見られたなと思います。
有効の導入も一つの理由としてあるとは思いますが、それ以上に指導展開が遅くなる事で、「技を掛け急ぐこと」や「指導を意識した技」が少なくなり、「試合決着に繋がる技」を打ちやすくなっているのではないかと個人的に感じました。
逆にあまり決着をつける技がない選手は指導が遅い分、試合時間が今までより長くなり攻防の時間が多くなることで、単純に投げられるリスクが増えること、体力消耗が大きくなるため、優勝までの勝ち上がりを考えた上でも非常に難しくなってくると思います。

また、技を掛け急ぐことが少なくなった影響で、試合後半でも力のある技を打つ余力が残るようになったのも試合決着の一つの要因かと思いました。

指導が入っている場面を振り返ると、組際での技ではなく、十分に持った状態から技までのいなしや作り、連続技で2.3技を繋げ、投げるまでは至らないが技を掛け切って終わっている場面では指導が入っていると感じました。

組手、作り、連続技の流れを早く丁寧に作ることが指導を取るには効果的だと思いました。

2点目は攻めパターンの多さが勝率に比例すること。
今回の大会で上位進出者は攻めのパターンが多いと感じました。フィニッシュの技や軸となる技は一つでも、そこに至るまでの作りの過程で様々のパターンがあり、一つ一つの流れに力があるなと感じました。

逆にパターンが限られている選手はそのパターンが通用しなかった場合、ポイントを取るのが難しくなり、勝てたとしても指導決着や後半相手がバテるまで同工程の繰り返しなど、長い消耗戦になるかと思います。
長い消耗戦を1日に数試合するのは、勝ち上がる事を考えると非常に厳しいと思います。

またその様々なパターンを相手の状況や試合展開に合わせて選択していく力も必要だと思います。
連続技や崩し以外にも、技を打つことが可能な組手の範囲、パターンを増やしたり、流れを変える技を入れるなど、攻めパターンを多くする事、様々なパターンを相手の状況や試合展開に合わせて使い分けていくことが勝率を上げる上で必要だと感じました。

3点目はコンディションの重要性です。
今回の試合では、本校の学生は全体的にコンディションが良く、現状持っている力を出し切れた選手が多いのではないかと思います。
コンディションの調整は、日頃の稽古やトレーニングはもちろんですが、睡眠、休息、治療、食事等の身体のケアも非常に重要だと思います。

現在、日本大学は栄養士の方に寮飯としてバランスの良い食事を作っていただいており、部の全学生が十分な食事をとることができています。
また治療に関しても、トレーナーの先生が自院の患者さんも多くいる中、学生の治療も積極的に行っていただき、怪我の治療から再発予防まで全面的にバックアップしていただいております。

この他にもOBの方や地域の方々から差入をいただいたり、パーソナルトレーニングで指導をしていただいたりなど多くの方々から様々なサポートをしていただけいます。

このような様々なサポートがあり、学生達は十分なコンディションの調整ができていると思います。

学生達には、勝負に貪欲である事はもちろんですが、勝負に挑むにあたり多くの方が様々なサポートをしていただいて舞台に立てている事に感謝の心を忘れず、この先続く試合に挑んでほしいと思います。

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