【コーチ】ブログ

コーチブログVol.12【一色 勇輝】「講道館杯」

一色 勇輝です。

いつも日本大学柔道部へのご声援ありがとうございます。

11月3日(日)に高崎アリーナにて、「2024年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」が行われ、81kg級と100kg超級の2階級では、OB勢の入賞者が多く、大奮闘となりました。 私は出場が叶わず、当日は帯同者として会場入りをしたため、普段とは違った視点でいくつかの気づきを熟考でき、実りある1日となりました。

会場ではコーチからの指示や声援などで「我慢」という言葉がよく飛び交っていました。

前回の投稿で「手札の数」が下支えになると書きましたが、上位になると互いにその手札を持ち合わせており、その先でさらに「我慢」が存在していると感じました。

必要な場面で耐え凌ぐ、長引いた展開でも踏ん張って技を出す。

そのために、普段の練習で想定し詰めた練習をすることは大前提ですが、そこからさらに差をつけるには、試合でそのような耐え凌ぐ場面を乗り切れた「成功体験」をしたことがあるか否かで分かれると思っています。

耐えた先の結果を体験しているもしくは、知っているだけでも最後のわずかな踏ん張りや自信につながると今回の試合を見ていて感じました。

今回、日大の学生達や日大出身の賀持、北条の応援のため81kg級の試合を多く観ました。

その中で旭化成の藤原選手は、厳しい勝ち上がりの中、大怪我からの復帰戦にもかかわらず優勝をされていました。この精神力を見習っていきたいです。

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