一色 勇輝です。
日頃から日本大学柔道部へご声援いただきありがとうございます。
9/1(日)東京都学生柔道大会にコーチとして帯同いたしました。
トーナメントが上がるにつれて、選手同士の実力差が拮抗しており、延長戦が多くなっていたと感じました。
きつい場面で最後は「気持ちの勝負」となりがちですが、その勝負を最後まで踏ん張るべく下支えするものは、試合当日までに準備した「手札の数」だと思います。
どれだけスタミナがあっても、想定外のことが起きると焦りが生まれ息が上がります。
その状態で勝ち筋が見えなくなると、目の前が真っ白になり、焦りが絶望に変わります。
日頃からただ漠然と乱取りの本数をこなしているだけではこの絶望感は消えないのだと、今回コーチとして帯同したことで再認識しました。
試合を想定しながら必要な技術や体力を稽古やトレーニングで身につけることが、自分の「手札の数」を増やすことになり、最大のメンタル強化になると考えます。
今回の帯同で多くの試合を見たことで、私自身色々な気付きを得ることができました。
全日本学生までの約1ヶ月間で学生たちと向き合いながら、学生を成長させるだけでなく、自分自身とも向き合ってさらに成長していきたいと思います。